人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中米の旅2.グアテマラ到着

10/7 ヒューストン→グアテマラ→コパン・ルイナス(ホンジュラス)
コパン・ルイナス泊


1時間おきに目が覚めて、うまく眠れないまま朝になった。翌朝まだ薄暗い中、シャトルバスで空港へ向かう。どこからセキュリティーチェックを受けて入っていけばいいのか場所がよく分からなくて、旅行社の方の言葉を思い出し、目に付いた空港職員に片っ端から道を尋ねて歩く。皆さん親切に教えてくれるのだった。しかも正しい道を。搭乗口付近のフードコートで朝食を頬張っていたら、昨日の皆さんに再会した。どうやらあの後、タクシーがなかなか来なくて結局ホテルのシャトルバスで送ってもらったそうだ。目的のホテルに到着したのは深夜だろう。お疲れ様でした。まだ目的地にもたどり着いていないのに既に素敵な出会いとお別れがあり、連絡先を教えていただきながら、なんだか長旅をしてきたかのような感覚にとらわれる。無事に飛行機に乗り込んで、やっとグアテマラに到着した。
じつはちょっと心配していた荷物も無事に出てきて、厳しいと聞いていた荷物検査も何もなく外に出ると、ガイドさんが迎えてくれた。今回は日本人のガイドさんだ。1人なのに10人以上乗れそうな大きな車だった。早速、最初の訪問場所である博物館へ移動する。半日押しているのだ。時差ぼけなのか移動距離のせいか眠りが浅かったせいなのか、やたらとあくびがでる。解説をしてもらいながらあくびしまくりで、ほんとすみませんでした。こちらの体調を見抜いたのか(ばればれか)、これから実物を見るのだからということでポイントは押さえつつざっくりと、でも結局端から端まで解説してもらって、これから訪れる場所の概要を頭に入れる。若干ふわふわした感じのまま、中央公園で車を降りた。公園を囲むようにカテドラルと主要な建物が並ぶ。これがどの街でも基本形だそうだ。ガイドさんが解説をしてくれるが、この時どうにも体がついていかず、取り敢えず写真だけ撮って早々に車に戻った。
中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_23574243.jpg






中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_2359240.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_2358665.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_23582191.jpg

地元の人が食べるもの、というざっくりとしたリクエストに応え、しかし食堂はさすがに衛生面から案内するのは難しいとのことで、大人気だというフライドチキン屋さんに連れて行ってくれた。そういえば、ドライバーさんも一緒に食事したのはこの時だけだった。基本的にホテルでの食事が多かったせいもあるだろうが、なんだか嬉しそうだったので、本当に大人気なんだろうなと思う。食べきれない分は遠慮無くドライバーさんへとガイドさんが言うので、遠慮無く小皿に取り分けて渡すと「グラシアス!」と美味しそうに食べてくれた。遅い昼食の後、ホンジュラスのコパンまで車での長距離移動になる。グアテマラシティの滞在時間はとても短かった。治安が悪く観光客は通過するばかりとどこかで読んだが、中央公園では子供連れも多く全くそんな感じはしなかったものの、車窓から見える建物にはどの窓にも鉄格子、商店の店先にも鉄格子で、鉄格子越しに買い物をする様子からも治安の悪さがうかがえる。市が運営するバスには警官が乗り込んでいるから安全なんだそうだ。そのレベルなのかーと安全じゃない方の年季の入ったバスの様子を見つめてしまう。カリブ海と太平洋をつなぐという道路には巨大なトレーラーが多かった。カリブ海という単語が普通に出てくる辺りに、遠いところに来たんだなぁと感じる。
中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_003752.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_005715.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_011916.jpg

市街地を抜けた車はくねくね山道に入った。日が沈んで暗くなり、たまに通り過ぎる小さな町は建物の中も暗そうだった。真っ暗な山道を人が結構歩いている。こんな時間にこんなところをそんな人数でどこへ行くんだろうと思う。知らぬ間に寝て起きてを繰り返しているうちに、ホンジュラスとの国境に到着した。
島国に生まれ育った身にとって国境というのは、いまいち実感が伴わず、だからこそ特別で緊張感があるはずなんじゃないかと思ってしまうけれど、このグアテマラとホンジュラスの国境は拍子抜けするほど、ただの境目だった。その境目も丸いぽつぽつが並んでいるだけである。ひょいと車を降りていったガイドさんについて行くと、イミグレーションらしき窓口(チケット売り場窓口みたいな感じで建物の中では無い)で書類を出して出国税を払った。窓口のおじさんが笑顔で手を振ってくれる。そして歩いて丸いぽつぽつを超え、今度はホンジュラス側のイミグレーションへ。こちらは建物の中に入っていった。窓口がいくつかあったが、ガイドさん曰く、いつも1カ所しか開いておらず、他が開いているのを見たことが無いとのことだった。ここでも書類を出し、入国税を払って終わり。そういえばパスポートに出入国のスタンプさえ押していない。帰りはイミグレーションに寄りもしなかったから、グアテマラに戻る場合は簡略化されているのだろう。
中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_02670.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_021883.jpg

国境から1時間も経たないでコパン・ルイナスに到着した。暗くて様子がよくわからないが、石畳が敷かれた雰囲気のあるかわいい町だ。チェックインしたホテルも素敵だった。夕食はピンチョスと呼ばれる、串刺しにした肉を炭火で焼いた料理だった。グアテマラではあまり見ないそうで、ホンジュラスの料理だそうだ。付け合わせは、この後何度も出てくるアボカドのディップと豆を煮込んでペースト状にしたもの(名前はなんだったかな)。甘くすればあんこの風味だが全く甘くはなくて塩気が強い。そしてホンジュラスのビール、Salva Vidaを飲んでご機嫌である。
プールがあって、それを囲むようにレストランと客室が並ぶ。プールから離れたずっと奥まで部屋があるそうで、オンシーズンにはプールが賑やかなので奥の部屋に案内することが多いそうだが、この日泊まったのはプールのすぐ目の前の部屋だった。レストランにもほど近い。どの国の観光客もちょうどいなくなる時期らしく、ホテルにも宿泊客がほとんどいなかった。とても静かな夜だった。
中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_023261.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_024997.jpg

中米の旅2.グアテマラ到着_e0158945_081233.jpg

by mmiya2008 | 2014-11-02 22:00 | Guatemala